Medical小児歯科・インプラント・予防歯科
MEDICAL-1小児歯科
症状がないうちに、ご来院ください!
子どもをいつ歯医者に連れて行けばいいの?歯が痛くなったりしてからでいいの?という疑問をお持ちの親御さんも多いと思います。
症状が出てからではなく、予防することを目的とした来院をお勧めいたします。
こんな時が診療のタイミングです
乳歯が生えてきた
生えたての乳歯は歯質が弱く虫歯の進行が早いので、早期発見と予防が大切です。乳歯が生え始めたら虫歯予防を始めると考えてください。
お家で行うケアについてもご指導しますので、一度ご来院ください。
硬い食べ物を食べ始めたら 離乳食が始まり硬い食べ物も食べるようになると口の中に食べかすが残りやすくなるので、これまで以上のケアが必要になります。虫歯にもなりやすくなる時期なので、一度ご来院いただくことをおすすめします。
乳歯から永久歯に生え変わり始めたら 乳歯が抜け始めて歯がデコボコになると、ブラッシングしにくくなり虫歯になりやすくなります。また、歯並びが気になり始める時期でもあります。 生え変わりの時期は特に注意が必要ですので、ご来院ください。
お子様のころからの予防の重要性
乳歯の虫歯は進行が早い上、初期の虫歯は痛みなどの症状が出ないことが多く、お子様も親御さんも気づきにくいという危険性があります。
3才までに虫歯ができたお子様は永久歯に生え変わってからも虫歯になるリスクが高まるという研究結果があります。これは、乳歯から永久歯に虫歯菌が感染するからではなく、子どもの頃に虫歯になるような生活習慣、食の好み、ブラッシング習慣は、永久歯に生え変わってからも大人になってからも簡単には変わらず、知らず知らずその習慣を続けている場合が多いからです。
そこで、子どもの頃から予防習慣をしっかり身につけることで、大人になってからも自主的に予防ケアをすることができるようになり、それが生涯健康な歯でいることにつながります。
親御さんのご協力とともに、歯科医院でも丁寧に指導・サポートさせていただきますので、ご一緒にお子様の健康な歯の土台を作っていきましょう。
歯医者に行きたい!と言われることを目指して
子どもにとって、初めての歯医者での経験はとても重要です。
一度「歯医者は怖いところ」と認識してしまうと、その後も来院のたびに怖がるようになります。
そこで、スタッフの優しい笑顔と言葉で安心させたり、院内におもちゃや絵本を置いたり、治療後はプレゼントをあげたりと、子どもにとっての「初めの歯医者さん」を楽しく安心できる場所にすることで、「歯医者さんは楽しいところ」と感じてもらうことを大切にしています。
また、親御さんに丁寧に説明を行い、親御さんの不安を取り除くことも必要です。
子どもは親をよく見ていますから、親御さんが不安がっているとそれがお子さんにも伝わり、恐怖心を生み出してしまいます。親御さんが安心してお子さんを任せられるようになってから治療を行うよう、気をつけています。
虫歯の予防措置について
シーラント | 奥歯の溝に薬を流し表面のでこぼこを無くす事で、汚れや食べ物のカス等がたまり難くなり虫歯を出来にくくします。 |
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サホライド | 歯の表面が解けて虫歯になり始めた所に薬を塗布する事で虫歯が進行を抑えます(乳歯) |
フッ素 | 乳歯・永久歯ともに、定期的に塗布することで歯質が丈夫になり、虫歯を防ぎます。 さらに、口の中を虫歯になりにくい環境にすることが出来ます。 |
保険指導
ブラッシング指導 | お子さんにあった磨き方をご指導します。フロス(糸ようじ)・歯間・矯正用・歯ブラシの必要な部位などの使い方等をご説明します。 |
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間食指導 | 10歳くらいまでのお子様に、間食のとり方・飲み物とお菓子の関係等、表を使ってわかり易く説明します。 |
唾液テスト (緩衝能テスト) | 唾液は口の中でとても重要なものであり、虫歯のなりやすさに深く関係しています。 唾液の性質を知る事により、それぞれにあわせた食生活のアドバイスを行っています。 |
MEDICAL-2インプラント
インプラントとは
インプラントとは、虫歯や歯周病、不慮の事故などで歯を失ってしまった場合の治療法の一つです。歯を失ってしまった部分の顎の骨に、人工歯根を外科手術によって埋め込み、それを土台として、上に人工の歯を取り付けます。天然歯のような機能性と審美性を取り戻すことができる、非常に優れた治療法です。
体に優しい素材を使用「オッセオインテグレーション」
骨と高純度のチタンが完全に結合する現象のことをオッセオインテグレーションといいます。この現象を利用することで、歯科インプラントをあごの骨の中に埋め込むことができます。
チタンは人体との相性がよく、「生体金属」と呼ばれるほどです。金属アレルギーのアレルゲンになりません。しかも金や白金などの貴金属よりも腐食しにくく、硬くて軽いのでとてもインプラントに適した性質を持っています。
1952年に、スウェーデンのペル・イングヴァール・ブローネマルク博士が、兎の脛にチタン製の生体顕微鏡を取り付けて、微少血流の観察実験を行っていました。その顕微鏡を外そうとしたときに、チタンと骨が結合していて外せなかったことから、チタンと骨の組織が拒否反応を起こさずに結合することを発見し、この現象をオッセオインテグレーションと名づけたのが始まりです。
インプラントと他の治療の比較
歯を失った場合、インプラント以外にもブリッジ、入れ歯などの治療方法があります。ブリッジの場合は健康な歯を削る必要があります。
入れ歯はどうしても咀嚼力が低下してしまいます。
インプラント | ブリッジ | 入れ歯 | |
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治療 | |||
費用 | 自由診療であるインプラントは保険適用外です。一般的にインプラント費用の相場は、30~40万円(1本当たり)とされています。 医院によりますが、保険適用外のブリッジとほぼ同額のことが多いです。 |
保険適用のブリッジは前歯(前から3番目の犬歯まで)より後ろの歯は金属色(銀色)になってしまいます。 前歯は保険が適用となりますが、プラスチックでコーティングされているため変色する可能性がありますのでご注意ください。 変色しないブリッジ、後ろの歯でも自然な白い歯のブリッジは保険適用外です。 |
保険適用の入れ歯は、咀嚼力が落ちてしまいます。 審美性や機能性に優れた入れ歯を作る場合、自費診療になる可能性が高いといえます。 そのような入れ歯でも、インプラント比較すると機能性は低いです。 |
噛み心地 | インプラントとブリッジは、自分の歯に近い噛み心地になります。 | インプラントとブリッジは、自分の歯に近い噛み心地になります。 | 入れ歯は咀嚼力が天然歯の時と比較して40%以下になります。 |
クリーニング | 通常の歯のクリーニングとほとんど同じ方法で問題ありません。 | 通常の歯のクリーニングとほとんど同じ方法で問題ありません。 | 入れ歯は食事の度に外して清掃が必要なため大変です。外出時は特に不便です。 |
見た目の自然さ | インプラントは天然歯と同等まで取り戻すことができます。 | 保険内のブリッジ治療の場合は、臼歯は銀歯になります。前歯は白いブリッジになりますが、保険内の白色の素材(レジン)は、変色しやすいので、ブリッジの場合、審美性は劣るといえます。 | 部分入れ歯の場合は金属のバネが目立ってしまい、金属色が目立ちます。 |
他の歯への影響 | インプラントは独立した人工歯を作り出す治療法です。そのため、他の歯に悪影響を及ぼすことはありません。 | ブリッジは隣り合う健康な歯を削る必要があります。一度削った歯は二度と元に戻すことはできません。さらに隣の歯に一生負担をかける(人に例えるといわば歯の過労の状態です)ため、ダメージが蓄積すると抜歯となります。 | 入れ歯は他の歯にバネをかけて人工歯を支えます。こちらもバネをかける歯に負担をかけるため、最悪の場合バネをかけている歯が抜歯になります。 |
MEDICAL-3予防歯科
予防歯科においては、ご自分で行う「セルフケア」と、歯科医院で行う「プロフェッショナルケア」の双方が必要です。 当院では患者様一人一人に合った予防プログラムを提案させていただきます。 健康な歯を維持していくため、ご来院お待ちしております。
予防歯科の診療内容
予防歯科とは、虫歯や歯周病を未然に防ぎ、歯や口を健康に保つためにメンテナンスをすることです。 歯が悪くなってからの「治療」ではなく、そもそも虫歯や歯周病にならないための「予防」を大切にする歯科スタイルのことを指します。 歯が悪くなってから歯医者に行く、ではなく、歯が悪くなる前に定期的なメンテナンスをするようにしましょう、というのが予防歯科の考えです。
予防歯科の重要性
日本では充実した歯科医療を受ける事が出来ますが、「予防歯科先進国」と言われる北欧の国と比較すると、全体的に虫歯の数が多かったり、入れ歯を使用している高齢者の割合が高いと言えます。
その違いは、「歯が悪くなってから治療のために歯医者を受診した」のか、「そもそも歯が悪くならないために歯医者を受診した」のかの違いだと言われています。
歯が悪くなってから治療をすると、歯を削ったりすることにより歯の負担が増してしまい、歯の寿命を短くする恐れがあります。また、予防歯科をしっかり行うことにより、生涯の医療費が抑えられるという分析結果も出ています。
虫歯や歯周病になりやすい人
【虫歯になりやすい人】
・虫歯の原因となる「ミュータンス菌」が多い
・人により歯の質に「強い」「弱い」があります
・唾液の量が少ない
・甘いものや甘い飲み物を好む
・適切でない歯ブラシ、歯並びが悪いなどで磨き残しが発生しやすい
【歯周病になりやすい人】
・唾液の量が少ない、口呼吸
・喫煙の習慣がある
・加齢
・ホルモンバランスの変化
・ストレスがある
・噛み合わせが悪い
・適切でない歯ブラシ、歯並びが悪いなどで磨き残しが発生しやすい
治療法
ブラッシング指導 ずは基本となる毎日のブラッシングをしっかり行えば、虫歯や歯周病を防ぐことができます。歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスなどを併用し、歯間の汚れをしっかり取ることが重要です。効果的なブラッシング法を丁寧に指導させていただきますので、お気軽にご来院ください。
定期的な歯科健診やクリーニング 定期的に歯科健診、クリーニングを受けることも大切です。 ご自分では気付かない歯の問題を早期に発見したり、ブラッシングでは取りきれない汚れや歯石を綺麗にすることができます。
PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)
PMTCとは、専門の機器を用いて、虫歯や歯周病の原因となる歯の表面についた「バイオフィルム」や歯垢、歯石を徹底的に除去する、従来のクリーニングとは異なる本格的なクリーニング法です。
続けていただくことで、高い確率で虫歯や歯周病を防ぐことができます。また、歯の表面の着色を除去し、元の歯の色に近づける効果も期待できます。
歯を削ったりしないので痛みはほぼ無く、綺麗になっていく爽快感を感じることができるので、眠ってしまう患者様もいらっしゃいます。
「バイオフィルム」は歯の表面についた細菌で、約3ヵ月で再生されると言われていますので、それに合わせ定期的に行うことをおすすめいたします。
フッ素塗布 歯の表面に高濃度のフッ素を塗布することで歯の質を強くし、歯のエナメル質を硬く強くすることで、虫歯の原因となる酸に強い歯になることができます。また、再石灰化作用を促進し、酸で歯が溶けて虫歯になりかけている部分を唾液によって元に戻す作用を促進します。さらに虫歯の原因菌の活動を抑え歯を溶かす酸が発生するのを防ぐことができます。 年3~4回は行うことが理想です。
3DS(dental drug delivery system) 抗菌剤や除菌薬をマウスピースに注入して装着し、虫歯や歯周病の減少させる最新の除菌法です。 もともと虫歯や歯周病のリスクが高い方、原因菌を短期間で減らしたい方におすすめしております。
カリエスリスク検査
「カリエスリスク」つまり虫歯のなりやすさを調べる検査のことです。
口内の虫歯菌の数、唾液の量と質、虫歯の治療歴、食生活などのチェックを行い、虫歯のなりやすさを数値やチャートで確認することができます。
ご自分の口内環境を把握できるので、自分に合った方法で効果的に予防をしていくことができます。